コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

Circle

コワレルオンガクでの話の続き。

どうにも「初回特典でDVDが付く」というのに弱いらしい。

ちょっと気になった曲があった。レンタルで借りて聞いてみようかと思って調べているうちに、「初回特典DVD付き」の文字を目にしてしまった。しかも3曲分。Amazonでは売り切れ。しかもマーケットプレイスでは中古でも定価よりも高値で販売されている。

まあもう売ってないだろうなと思いつつ店に行ってみると・・・1枚だけ残ってんじゃん・・・。しばらく悩んだ挙句、買ってしまったさ。hydeのときと同じじゃん。


気になった曲というのは、アルバムタイトルにもなっている「Circle」。PVで見かけたのだが、シンプルだがリズミカルな曲が繰り返しながら徐々に広がっていく感じが耳に残った。この曲はCDで改めて聞いてもなかなかいい感じ。無理にヴォーカルを押し出さず、音の中のひとつの要素としてうまく組み込んでいる。加えて英語メインの歌詞でいい感じに仕上がっている。

他に「リルラリルハ」「Beat」「You」のシングル3つは、それぞれそれなりに個性があって耳に残るかな。ラジオなどでよく流れていて耳慣れているから覚えてるというのもあるけど。

他の曲は・・・ほとんど耳に残らなかった。


全体的にパンクロックを狙っている感じだが、行き切れてない。ロリータパンクでもなく、ガールズロックでもなく、厳しい言い方だがけっきょくロックっぽく色づけされたポップスから脱し切れてはいない。あ、いや、元々そういう位置づけなのかもしれないけど。ともかく曲とアレンジに助けられてる感じかな。

パンクロックということで、なんとなくジュディマリのファーストアルバムを思い出していた。デビュー当時からすげーロリータパンクロックやってたジュディマリはやっぱ凄かったんだなーと再認識。ま、出て来た畑が違うんだから仕方ないか。


DVDの方の話もちょっと。DVDには「リルラリルハ」「Beat」「You」のPVが入っている。どれも微サイケデリック。夢のような悪夢のような。「リルラリルハ」はイラストと造形が組み合わさっていて明るくポップ。「Beat」はちょっと暗め、雑な造形で遊んでる感じ。最後の「You」は夢と現実を行ったり来たり。

最後のPVでは木村カエラの眉毛がなくなっていた。きっと中島美嘉なんかの影響なんだろうなあ・・・。人間やっぱ眉毛はあった方がいいと思いますよ。

欲を言えば「Circle」のPVも入れて欲しかった。これが映像もかなりイイ感じだったので。

でもPVが3本もついたCDが3000円だったら安いものかも。前に買った宇多田ヒカルの「travering」なんて、PV1曲のみで1500円だったからなぁ。

あと2つ。ジャケットはケバケバしくてあまり好きではないです。歌詞カードがビックリするほどシンプルだった。DVDで予算を使い果たしてしまったのかしらん。


ちょっと早まって買ってしまった気はしております。アルバムを買うほどでもなかったかなぁ、というのが正直なところ。でも「Circle」はいい感じだし、今のところそんなに大失敗というほどではないかなーと思っておりますので。

「Circle」だけだったら、キットカットとコラボしたやつが315円で買えるみたいだけどね。

関連