コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

カゼノトオリミチ

昨日、奇しくもhydeを購入したのと同じ日に、これまた衝動買いとも思える勢いでAmazonに注文してしまったCDが届いた。


堀下さゆりの「カゼノトオリミチ」。昨年頭にNHKの「みんなのうた」で、ジブリ絡みのスタッフのアニメーションに合わせて流れていた楽曲を含むアルバムである。

みんなのうた」での「カゼノトオリミチ」については以前にも言及した*1。そのときはアニメーションの印象が強く、そちらに寄りがちな感想を書いていたが、ときが経つにつれて曲への興味が強くなってきた。私以上に相方がこの曲を気に入っていたというのもあって、勢いで購入。


ポップでコミックなハイトーンの女性ヴォーカル。しっとりとした女性シンガーらしい歌詞。バックはピアノを基調としたシンプルなアコースティックサウンド。と思ったら中にはギターギュンギュンな曲も。両方を続けて聞いていると、その最右翼から最左翼へ、とも言える揺さぶりが脳に刺激を与えて心地よい。

はじめて聞くのに懐かしい感じ。古くは矢野顕子さねよしいさ子、もう少し新しいものであればクラムボンあたりのコミカルな音楽の系統と言えるだろうか。特に曲によっては、バックが「クラムボンぽいなあ」と思わせるものもある。しかしそれだけではない確かなオリジナル性、ユニークさを持っている。しかもワンパターンではなく、曲によって雰囲気や歌い方がコロコロ変わってそれも面白い。

そして何はともあれアルバムタイトルにもなっている曲、「カゼノトオリミチ」ですよ。ポップなのにしっとりしていて、歌詞も意味深。やっぱり名曲です。

しかし、子がこの曲のイントロを聞いただけで「ゆ〜らゆ〜ら」と歌い出したのはちょっとびっくりした。

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*1:[http://d.hatena.ne.jp/tetsu23/20041205/minna:title]