コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

鳥取のパチンコ店

鳥取にはパチンコ屋が多い。他の土地で長い間暮らしたことがないのであまり比較はできないのだが、それでも他の街と比べると多いように思う。それも主要な通りに面して派手やかなネオンが煌いているので、他の店舗よりもよく目立つ。

私はギャンブルのセンスはないのでパチンコはやらない。特にパチンコは、株などと違って客の金の出入りを総計すれば絶対にプラスにはならないと思うとなんだかやる気になれない*1。パチンコで儲けたとか聞くといいなぁと羨ましく思うが、ギャンブルの才能も度胸もない私はただ金を出し尽くして終わってしまうだけだろうし。

宝くじまなども同じといえば同じなのだが、あそこまで行けば、「当らなくて当たり前」と思って買うので当らなくてもたいして痛くない。しかしパチンコの場合、儲かってなんぼ、な感じなので。


とまあ私の話はどうだっていい。

話を元に戻すが、鳥取にはパチンコ店が多い。鳥取には金を出して遊ぶ娯楽がないとよく言われるが、パチンコ屋ばかり多いのでそういう印象になるのかもしれない。あるいは他に娯楽がないからパチンコ店が増えたのか。どちらが先かはわからないが。

どちらにしてもパチンコをしない者にとっては、たくさんあってもあまり利益がない。そのうち一店か二店だけでも大きな映画館にでもなってくれればいいのに。


で、パチンコ店が多いのに比例して、鳥取でのローカルCMはパチンコのものが多い。夜間から深夜にかけては、ローカルCMはパチンコ屋とラブホのCMばかりなんじゃないかと思うくらいに。他所から出張なんかで鳥取に来た人はそれを見てどう思ってるんだろうか。それとも地方なんてみんな同じようなものなのだろうか。


話は変わるが、パチンコはOKなのになんでカジノはダメなのだろう。そもそも私営のギャンブルというのはご法度で、パチンコは「パチンコ玉と景品を交換」「その景品を高額で買い取る」という方法で法の網の目をくぐっていると聞く。カジノだっておんなじことすればできると思うのだが、現状、日本には公にはカジノというものはまだない。そもそもカジノだって、チップでやりとりをする。それを「景品」だと考えれば同じだと思うんだけど、どうなんだろ。別にカジノが欲しいってわけでもないけど、素朴な疑問。

既存の議論はあまり読んでないのでまったくの想像に過ぎないが、理由のひとつは「機械」と「人」の違いなのではないかと思う。パチンコが機械に向かって遊ぶのに対し、カジノは人を相手にギャンブルをするのでトラブルが起きやすく、その分規制も厳しいのではないだろうか。パチンコで負けても機械相手のことなので「運が悪かった」と諦めやすかろう。たとえ後ろで操作されていたとしてもそれがわかることはない。逆にカジノの場合、負ければたとえ操作などしていなくてもディーラーに恨みが向きそうだ。海外のカジノは紳士の社交場のようなイメージがあるが、日本ではそういうのは難しいだろうし。日本の賭博というとやはり「賭場」なイメージがあるし。日本でカジノってのはやっぱまだ問題があるのかな。

アミューズメントパークとしてのカジノであればちょっと行ってみたいとも思うのだけれど。

*1:と言っても株もやるわけではないけど。金も才覚もないし。