コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

交響詩篇エウレカセブン - 第42話 スター・ダンサー

交響詩篇エウレカセブン 2 UNKNOWN PLEASURE (スニーカー文庫)
合間見える希望と欲望。現出する悪夢。二人は越える、全てが入り混じるその壁を。様々な者の支援を受けて。様々な者の犠牲を乗り越えて。開かれた道。舞い散る花びら。「置き去りにしてきた者」を憂いつつ、それでも二人は進まなければならない。その穴の向こうにある「現実」に向かって。

さわり

うわーきーたー。そうきたかー!

今回はグレートウォールを越えてのゾーン突入編。様々な人々の支援、犠牲を乗り越えてエウレカレントンが進む。ゲッコーステイトデューイヴォダラク(は特に何もしてないけど)、そしてコーラリアンが揃い踏み。乱戦、混戦。今回は作画も良かったし、盛り上げ方も上手かったし、そして最後のアレ! アレ!

オープニング後の絵

提供のときの絵がサクヤのラフ画に。バレンタインデー仕様?

サクヤノルブ

の中から半ゼリー状のサクヤ出現。けっきょくになったわけじゃないですやん。先週「なぜサクヤスカブコーラルに戻らずとなってあの場に残ったのか」と書こうかと思ったのだが、ノルブを待ってた、って当たり前だな。

ノルブがこの期に及んで「サクヤさま」だなんて余所余所しい呼び方をしているので拗ねるサクヤエウレカよりもよっぽど人間っぽく見えるんですけど気のせいでしょうか? 普段は飄々として何でも知ってるような顔をしているのにサクヤの前ではアタフタしまくりのノルブもなんだかおかしい。

ノルブサクヤはふたりで「ポロロッカ」を起こし、グレートウォールの場を反転させるとのこと。ポロロッカとはアマゾン河で発生する潮の逆流現象で、いわゆる「海嘯」のことだそうで。しかしノルブの口ぶりから、その現象を起こすことで二人は戻って来れなくなる様子。

足りないモノ

ノルブ達に足りなくて、レントン達が持っているもの。素直に考えれば「ニルヴァーシュ」だろうけど、その台詞のときに子どもたちを抱きしめるエウレカもフレームインしていた。ノルブ達に足りなかったのは「世界との繋がり」なのではなかろうか。ノルブたちは二人だけの世界を欲した。しかしレントンは、人々の希望を背負い、人々の死の重みを背負い、壁に向かう。二人だけの平安を求めたノルブたちとの決定的な差はそこなのではないか、と。

デューイ到着

デューイの乗る船「銀河号」がヴォダラク上空に到着。結界が消滅したことを知り、オレンジを発射。で、クテ球現出。味方が下に居るとかもうお構いなし。そんなことでは立派なカリスマにはなれませんよ。

攻防

クテ球現出により窮地に立たされるゲッコーステイトのメンバー。ホランド909に乗る込むために無謀なランデブー。無茶するなー。ホランド死亡フラグが立ってそうなので、危険なことするたびにヒヤヒヤする。ま、乗り移りで失敗して墜落死ってのはさすがにかっこ悪すぎてありえないだろうけど。

ホランドが参戦してもコーラリアン群の数は圧倒的。にっちもさっちも行かない感じのところにニルヴァーシュ帰還。あの崖みたいなところから直接グレートウォールに向かうのかと思いきや、ゲッコー号と合流。

アネモネ vs ホランド

マンネリ化しつつあるテンパリアネモネ。今回は自分で薬を打ったアネモネも出動。唯一ニルヴァーシュと渡り合える敵役なのに、ボロボロで強そうに見えないんだよね。

とはいえさすがにホランドでは役不足。しばらくうまくかわしてはいたが、けっきょく一糸報いるどころか、一撃を繰り出す暇もなく909撃沈。いよいよホランド死亡!? かと思ったけど平然と生きてた。

そしてゾーン

ホランドを倒し、ニルヴァーシュを追撃するType the End。しかしニルヴァーシュには追いつけない。っていうか、飛行形態になってるのに追いつかれたら、何のための飛行形態かわかりませんよ。

ゾーンに突入するニルヴァーシュ。導くのはノルブサクヤ。続いてゾーンに突入しようとするアネモネだが、ゾーンに入り切れない。一瞬見える記憶。アネモネの父と母? 彼女がコーラリアンではなく、人間であることを象徴する場面。母親の方はアネモネと同じピンク色の髪の毛をしているぽい。人工的に生み出されたのではなく、元々人間だったものを改造した、ということだろうか。それともその母親もまたコーラリアン??

この記憶の断片を見るに、アネモネデューイへの執着はそこに「父」を見ていたからとも取れる。伸びてくる腕。その腕に抱きしめてもらいたい願望? その記憶に涙を流すアネモネ

この記憶がきっかけでアネモネデューイに対する目が冷静さを取り戻した可能性も。

ゾーンの向こう

ノルブサクヤは緑の草の茂るコーラルの大地へ。そしてレントンエウレカは巨大なトンネルを抜け・・・地球へ。しかも日本上空。

バイストン・ウェルだ! オーバーロードだ! ハイパー化だ! といっても敵はいないけど。いや、レントンたちが開いた「道」をたどって他の者達もやって来る可能性もある。

これは地球に来たということか、あるいはコーラリアンの持つ「地球の記憶」の再現された世界へ迷い込んだということか。あるいは・・・「未来」


しかしこう来るとはまったく予想していなかった。確かに種々の「地球」を思わせる物、キーワードは多々出てきていたが、飽くまでも「未来」「異世界」の物語として見ていた。あー、来週どうなるのか気になる。

オープニングのイズモ

オープニングでのイズモ号とType the End。エイフェックスと戦っているように見えるのが。これは離反したドミニクアネモネにユンゲルスが協力する、ということだろうか。確かに、アゲハ隊にいいように使われ、味方をクテ球にやられ、ユンゲルスの離反フラグも高まっているように思える。

追記

舞い散る花びら

あれはサクラの花びら? それとも蓮の花びら? 蓮にしては小ぶりだったからやはりサクラかな? サクヤだから、コノハナサクヤ*1でサクラ?

見ちゃったー

あああー、予想の中でも当たってそうなものはなるべく見ないようにしてきたのだが、思わず見てしまった。これが当たりかどうかわからないけど当たりぽい。あああー。

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*1:[keyword:木花咲耶姫]、[http://d.hatena.ne.jp/tetsu23/20050326/sakura:title]