コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

ファンタジーゲームブックあれこれ

ドルアーガシリーズ

HALF-LIFE2で、ゲームブックドルアーガの塔」の構造を再現してみようかな、なんて思いついた。ひょっとしたら実家にまだ本が残っているかもしれないと思い、探索。しかし見つからず。ドルアーガ以外のゲームブックの類も一冊も残っていなかった。残念。

ドルアーガシリーズが流行ったのって小学生ぐらいだったっけか。自分で持ってたのか人に借りたのかもよく覚えてないけど、当時かなりハマって遊んでたことだけは覚えている。方眼紙へのマッピングももちろんやった。


魔宮の勇者たち (創元推理文庫―ドルアーガの塔)

魔宮の勇者たち (創元推理文庫―ドルアーガの塔)


当時、テレビゲームが「教育に良くない」と制限され始めた頃だった。テレビゲームで遊ぶ時間が制限され、それに反比例してゲームで遊びたいという欲求は子どもたちの中でふつふつと沸き立っていった。そんな中に現れたのがゲームブック。活字という比較的親に許容されるメディアにあって、その中身はテレビゲームに負けずと劣らないインタラクティブな冒険物語。サイコロ片手に熱中したものだ。

ドルアーガシリーズは復刊ドットコムで100票以上を獲得し、現在復刊交渉中とのこと*1

ソーサリーシリーズ

ゲームブックと言えば、一番最初に遊んだのはやっぱスタンダードに「スティーブ・ジャクソンソーサリー」シリーズだったような気がする。

魔法使いの丘?ソーサリー (1)

魔法使いの丘?ソーサリー (1)


城砦都市カーレ?ソーサリー (2)

城砦都市カーレ?ソーサリー (2)


七匹の大蛇?ソーサリー (3)

七匹の大蛇?ソーサリー (3)


王たちの冠?ソーサリー (4)

王たちの冠?ソーサリー (4)

当時、洋物独特の絵と、本番のファンタジードラマにどっぷり浸かっていた。細かいところはさすがにもう覚えていないが、1巻でマンティコア出てきて絶望的な気分になったこととか、最終巻でドアに触ったら即死したこととか、ぼんやりと覚えてる。4巻にも渡る壮大な物語。ファンタジーゲームブックの古典的存在。

ソーサリーシリーズは既に復刊されているようで。訳者が変わっているので以前の物とは多少雰囲気が変わっているかもしれないが。


魔の罠の都―ソーサリー〈02〉 (Adventure Game Novel)

魔の罠の都―ソーサリー〈02〉 (Adventure Game Novel)



諸王の冠―ソーサリー〈04〉 (Adventure game novel―ソーサリー)

諸王の冠―ソーサリー〈04〉 (Adventure game novel―ソーサリー)

その他スティーブ・ジャクソン

他にスティーブ・ジャクソンモノで、この辺りももってたなあ。


こちらは同じ訳者のものが復刊済み。


ネバーランドのリンゴ

他に印象に残っているファンタジーゲームブックといえば、「ネバーランドのリンゴ」シリーズ。シリーズと言っても2冊だけど。詳しくは覚えていないが、他のゲームブックの殺伐さに比べて柔らかめのファンタジーだったような気がする。また、本が恐ろしく分厚かったのも覚えている。

続編については、内容はおろかクリアしたかどうかも覚えていないが、「ニフルハイムのユリ」というタイトルはなぜか強烈に脳裏の残っている。

こちらの復刊希望はまだ100に達していないもよう*2。ま、マイナーだしね。

ネバーランドのリンゴ (創元推理文庫―スーパーアドベンチャーゲーム)

ネバーランドのリンゴ (創元推理文庫―スーパーアドベンチャーゲーム)


ニフルハイムのユリ (創元推理文庫)

ニフルハイムのユリ (創元推理文庫)

そして・・・

しかしゲームブック文化はそれ以降廃れていき、いまではほとんど見かけなくなってしまった。コンピュータゲームの進化、テーブルトークRPGの台頭などがその理由だろう。それでもたまに、「本を読みながらゲームをする」というあの懐かしい感覚をふと思い出すときがある。

ドルアーガシリーズ、中古でいいから買っちゃおうかなー。

関連

*1:[http://www.fukkan.com/vote.php3?no=5280:title]

*2:[http://www.fukkan.com/vote.php3?no=13965:title]