コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

わらべ館

子連れで鳥取のわらべ館(map:x134.2331y35.5042)へ行ってきた。ひとことで言えばおもちゃの博物館。10年くらい前に鳥取で行われた「世界おもちゃ博」の後に作られたもの。新旧雑多なおもちゃが展示されている。子が遊ぶためのおもちゃも多少あるということで、おでかけ。

まず外観。新と旧が合わさったような不思議なデザイン。通りから見ると大正ロマンのようなものを感じさせる建物。裏に回るとガラス張りの近代建築。この写真はその横から撮ったもので、そのどちらも写ってないですが・・・。しかしこの入り口はまたその両者とは違うギリシャ風?な作り。和洋折衷というか、しっちゃかめっちゃか。こういうのは嫌いじゃない。そしてレストランもないのになぜかテーブルと椅子。こんな吹きさらしでゆっくり休んでくださいってことでしょうか。洒落っ気が効いてます。


入場料は大人1人500円。今回は相方がタダ券を持っていたので、1人分はタダだったけど。チケット売り場周辺もまた近代的。真ん中にどーんと透明なエレベータがあって、その周囲をぐるぐるとらせん状のスロープ。まずは3階から、ということらしいのでエレベータに乗って上昇。


以下、写真あるので、どんなものがあるのか楽しみにしている方は見ない方が良いですよ。


3階は新旧悲喜交々のおもちゃが展示されているスペース。展示だけで実際に触れるものはない。鉄人やらマジンガーやらライダーやらの古い玩具から、ガンプラ、トミカ、バービーとかの人形、ビスクドール、メンコやカルタ、タロット、ブリキの車、ヌイグルミ、海外の知的な感じの玩具、鳥、などなど。本当に多種多様な玩具が展示してある。ここは子どものためというよりも、昔子どもだった大人のためのスペース。懐かしい玩具や、自分たちが生まれる前の玩具をゆっくりご覧ください。

ちなみにうちの子は、ロボやライダーそっちのけでミニカーにかぶりつきでしたが。そのミニカー、うちにもあるやん・・・。


2階は触れて遊ぶ玩具スペース。机の上に、実際に触って遊ぶタイプの玩具が並べられている。積み木っぽいのとか、コマをまわして遊ぶものとか、カラクリぽいのとか。ここは子ども用のスペースかな。大人が遊んでもけっこう面白いけど。子もモノを重ねて遊ぶのとか、転がして遊ぶ玩具で遊んでいた。

ここにも多少展示があって、和洋のカラクリ人形などがケースの中に飾ってあった。全てではないが、一部スイッチやハンドルで動かせるものもあり。

2階の奥に行くとさらに、工作を実体験できるスペース、市販の玩具で遊べるスペース、楽器を演奏して遊ぶスペース、ちょっと変わった室内用の滑り台などが配置されたスペースがある。そんなに広くはないけどね。子が市販玩具で遊びはじめる。そこで見つけたのはこの間のおもちゃ王国で子がハマっていた玩具。またそれかい! ま、愉しそうだから良かったけど。


2階から1階に降りる途中、イベントスペースに寄ってみた。今日はイベントがないようで、そこにはまた様々な市販の玩具が置かれていた。黒ヒゲ危機一髪やら、魚釣りゲームやら、簡単なテレビゲームぽいのやら、パーツを組み合わせて線路を作る玩具やら。けっこうたくさん。それが整然と並んでいるのでちょっと変な感じ。そして客は1人2人。遊びホーダイ。ま、遊んでいるうちに人が増えてきたけど、それでも10人にもならないくらい。おもちゃ王国の人ごみとは大違い! のんびり遊べていいかも。


最後に1階。ここは古い小学校を再現した展示スペース。歌がメインで、鳥取に縁の深い童謡や唱歌や、最近のアニメソングのカラオケなどが置いてある。子供用の歌もちょろっとあるけど、ここも大人が懐かしんで楽しむ感じかな。


この施設の問題をあげるとすると、何度も行きたいってところではないのよねえ。一部でも定期的に展示が変わるスペースとかがあれば良かったと思うんだけど、そういうところもなさそうだったし。

ただ、イベントはけっこう頑張ってるぽい。先日はアンパンマンの歌を歌っている「ドリーミング」のコンサートがあったようだし、今度はNHKのおかあさんといっしょの前の体操のお兄さん、佐藤弘道氏が来るとのこと。うちの相方も佐藤弘道氏のイベントに応募してたみたいだけど、抽選に外れてしまって悔しがってた。

でも地味な印象のある施設で、実際人の入りもかなり少なかったが、大人も子どももそれなりに楽しめる施設だと思いますよ。