コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

森の熊さん

NHKの「みんなのうた」。10月の曲。


   NHK みんなのうた

森の熊さん

1972年、私が生まれるより前の曲。歌っているのはダーク・ダックス。古いのに面白い。熊近すぎ、熊走るときはしゃぎすぎ、熊の声渋すぎ、女の子飛びすぎ、熊も女の子も瞬間移動し過ぎ。声をあげて笑いながら見てしまった。面白いモノというのは、凝った演出や派手なCGによるものばかりではないということを教えてくれる。

ごっつぉさま

「食べ物は他の生き物の命を頂いているといことなのだよ」という話を、コミカルに、聞きやすく伝えている。こういうことを言葉で伝えようとするとどうしても説教臭くなってしまうのだが、歌になるとすんなり入ってくるような気がする。子はすぐ食べ物で遊んでしまうので、もう少し大きくなったらゆっくり聞かせてあげたい。

千の花 千の空

作曲はファイナル・ファンタジーの植松伸夫、作詞はかの香織と歌を歌っている清田まなみ、そしてアニメーションは「月のワルツ」を手がけたいしづかあつこ

まずインパクトがあるのはやはり映像。前作「月のワルツ」では終始暗い絵だったが、今回はいきなり清清しい青空と空。途中暗いシーンもあるが、全体的に明るい。歌詞からはあまりよく内容が伝わってこなかったが、ホームページの解説を読むと「アジアを襲った大津波の鎮魂歌」とのこと。なるほど、途中で少年が闇に飲み込まれて消えていくのもそれで納得がいった。でも解説読まなきゃそこまでたどり着けなかった。

最初目玉がないのが気になっていたが、それもしっかりと伏線になっていてヤラれた。水に沈んだ街も花もまたいつか蘇る。だから悲しみを乗り越え、ちゃんと前を見て進んで行こう。そういうメッセージだったんですな。歌よりも映像の方からメッセージを読み取ってしまうというのは、「みんなのうた」としては本末転倒かもしれないが、あまりに直接的に歌詞にメッセージを込められても重たく感じてしまうだろうから、これはこれで良いのかも。

歌を歌っている清田まなみという人はよく知らないんだけど、なんとなく曲や声が遊佐未森を思い起こさせる。透明感のある歌声。


平川地一丁目つじあやのの曲はまだ聞いてないです。

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