コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

週刊少年サンデー 第45号

からくりサーカス (32) (少年サンデーコミックス)
今回は「からくりサーカス」を読んでいてかなりキテしまったので、久々に感想を書いてみる。順番はテキトー。ネタバレありますので注意。

ハヤテのごとく!

面白いんだか面白くないんだか微妙な漫画だけど1周年だそうです。でも物語中では1ヶ月しか経っていないようで。おっそろしく濃い一ヶ月だなあ。いまどき巨大豪華客船はないと思うが、それ以上にその豪華客船を狙うテロリスト(というか強盗?)って・・・。まあそういう漫画だからね。

金色のガッシュ!!

前回でウォンレイ、リィエン編が終り、また全体の話に戻った。ファウードが日本に到着するまで30分。ファウードを魔界に送り返す機械が動くまで45分。しかもゼオン側の魔物はファウードの力を得てパワーアップしている。どこまで行っても不利が尽きない。でも戦局が分化されすぎててちょっと把握できなくなってきたかも。

関係ないけど、検索してたらこんなのが引っかかった。リィエンモデルだそうで。ただのチャイナドレスじゃないの・・・?

からくりサーカス

久々に漫画を読んでいて目頭が熱くなってしまった。マサルとの関わりにより、人の心を知り、愛を悟り、そして「見返りを望む」のではなく「アタシがしてあげたかったのよ」という愛の本質にたどり着いたコロンビーヌ。

ディアマンティーナとのやり取り、夕日の中で首だけになり取り残されただ死を待つ、勝が登場し、勝に抱きしめられ微笑む。この一連の流れが絶妙に上手い。「こう来るだろう」とわかってはいるのだが、実際に勝が登場した瞬間に、勝がコロンビーヌを抱きしめた瞬間に、鳥肌が立った。勝が泣きながらコロンビーヌの首を強く抱きしめるシーンは、シュールである意味グロテスクなのに、強く心を打つ。コロンビーヌの「人間の肌って、こんなにあったかいんだ」「人間の手って、こんなにやさしいんだねぇ」という言葉、そして「うれしいなぁ」の連呼、勝の「ぼくはこんなに助けてもらったのに、ずっとおまえを信じられなくて・・・」という懺悔、それらのやりとり全てが別れを切なく演出している。

何度も読み返してしまった。

史上最強の弟子 ケンイチ

ただの極悪人だと思っていた敵が実はけっこう娘想いの親父だったというオチ。最後の言葉が忠告なのか脅しなのかわからないが、とりえあずもう「弟子の喧嘩にしゃしゃり出る」ことはなさそーな感じ。ライチも仲間になるんかな。

D-LIVE!!

今回の話はなんかちょっと地味だったような。先週(先々週だっけ?)の烏丸アタックは笑ったけど。

焼きたて!!ジャぱん

えーと、「2つのアイデア」はいいんですけど、けっきょくは「家庭で簡単にできるパンケーキ」じゃあなくなっちゃってるような気が。あと、あそこまでいろんなものを混ぜてしまうと果たしてパンケーキと呼べるのかどうか・・・。それに蕎麦の実をあんなに使って、コストパフォーマンスはちゃんと考えていますか? なんてこの漫画にリアルな突っ込みはナンセンスか。

それとネタとは言えウンコウンコ書きすぎ。出来たパンケーキがウンコを連想させること必死。リアクションもそれがらみだったら・・・。

ワイルドライフ

表紙のサービスカットは意味不明すぎ。制服だし、パンチラだし。わけわからん。この漫画ときどき思い出したかのように意味もなくサービスシーン入れたりコテコテのエロネタ挟んだりするんだよなあ。作者の発作??

結界師

良守の限への信頼が、限の「限界」を越えさせた。変化しても意識を保ってる限はものすごく頼もしい。変な卵から生まれた化物もまったく意に介さず。良守の純粋さ(というかバカ正直さ)が、敵の小細工をぶっ飛ばしてしまった。心地いいね。

いっぽう、見栄は切ったものの不安になっている良守の背中を時音が一喝。いいトリオになっておりますよ。しかしそうとはいえ、あれだけ強そうな敵を倒せるのか。そしてそいつを倒したとしても、後にはまだ2体、強い奴が控えてるわけだし。

ここらで限に続いて、以前にちらっとだけ垣間見せた良守の本来の力が発現されるのかな?

こわしや我聞

社員を守るために命がけで戦う十曲才蔵。社員の命がかかっているのでいつものおちゃらけ感がない。真芝に一矢報いるために真芝へ入ったのに、けっきょく真芝にいいように利用されている。それらも含めて十曲を一喝する我聞。

しかし真芝って、極悪企業の割には「悪ではない」重要人物がボコボコいるよな。能力が高いから採用しているってのはわかるのだが、それって悪徳企業にとっては致命的な埋伏の毒にもなるのではないかしらん。

ブリザードアクセル

おもしろいよ! もうコテコテなんだけど面白い。「キスしようか」から二人の顔が近づいていくまでのドキドキ感。そしてページがかわって「ごめん、やっぱり無理」「いえいえお気になさらずに」の転換が絶妙。そして最後の「転んでキス」もコテコテなのに驚かせてくれる。構成が上手いんかなあ。

恋人二人の話を家出話に摩り替えてしまうというのは少々強引のような気もするが、元々「独自の解釈を人に伝えてしまう」というのが吹雪の能力。コテコテの恋愛劇なんてやる必要はないんだよね。

小雪の方はキスをやめてしまった二人を見て「つまんない」と言っていたりと、吹雪にはまったく興味がない様子。最終的に小雪のイタズラで吹雪と六花がキスしてしまったし。ヒロインは六花で確定かいな。って、ペア組んだ時点で確定か。でもキスしてしまったことで、逆にこの先ギクシャクしてしまいそうな予感。

絶対可憐チルドレン

レベル6っていたんだ。しかも清楚で可憐で美人で素直って・・・チルドレンたちと対極だなあ。と思っていたら案の定・・・。チルドレンたちのライバルキャラになるのかなーと思ったけど、1話で決着がついてしまった。

あいこら

四人の中では一番影の薄い、かつ脈のないズンドウ脚先生の登場。他の3人はまだわからんでもないが、この先生の脚だけは理解できん。それこそ「象の脚」こそが理想形なのではあるまいか。

道士郎でござる

今週はお休みだったけど。先週の道士郎登場から「かすり傷ひとつつけず倒す」は爽快だった。喧嘩漫画はあまり好きじゃないです。ヤンキー漫画もあまり好きじゃないです。でも道士郎はサムライ漫画だからいいんです。たぶん。

でも強すぎ、ってか無敵だな、道士郎。ま、以前に本職のヤを「気迫」というか「雰囲気」だけで追い払ってるくらいだからなあ。