うわー、id:ain_ed氏より本のバトンいただいてしまった。
via: id:ain_ed:20050627:p2
私のような者にありがたいことです。でも困った。映画や音楽ならまだ書けることもあるが、本について書けと言われると困ったことになる。何度もこの日記にも書いてきたが、「コトバノツドイ」なんて大仰なタイトルをつけているくせに、ここしばらくまともな本を読んでいない。読むといったら、ほとんど漫画、たまーにムック本を手にする程度。雑誌さえまともに読んでいない。知識に関してはネットで欲しいものがだいたい手に入るからそれで事足りている、というのも理由のひとつだろうが、そんなの言い訳にしかならんよね。本はやっぱり本。ネットでは代用がきかないということは充分承知している。
というわけで言い訳から入りました本のバトン。でもなんとかやってみましょう。無知といい加減差が露呈しそうで怖いけど…。
- 持っている本の冊数
- 今読みかけの本 or 読もうと思っている本
- 最後に買った本(既読、未読問わず)
- 特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊(まで)
- 次にまわす人5人まで
持っている本の冊数
漫画ならたくさん…。ってComic Batonじゃないから漫画は除外だよね…。漫画以外の本ということになれば今家にあるのは50冊くらいかなあ。そんなにないかも。実家に戻ればまだあるけど。基本的に昔は図書館から借りて読んでたのであんまり本は持ってないです。
今読みかけの本 or 読もうと思っている本
- 陰摩羅鬼の瑕
- 読み始めたけど、最初の方で止まったまま。京極さんの小説でさえまともに読めなくなってしまっている。ヤバい。
- 世界オカルト事典
- トイレの友。もうすぐ読み終わる。けっこう面白くて、話作りのネタに使えそうなものも多い。トイレで読んでるから「おっ」と思ったものがあってもすぐに忘れてしまうのだけれど。
- 24人のビリー・ミリガン
- 中古本屋で百円で買ってきたもの。ずっと本棚に並んでる。いつか読もう、いつか読もうと思いながらもう何年経ってしまったことか。
特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊(まで)
- 人間とは何か
- 神と人との絶対的関係をトウェインなりに表現した作品。「人間とは自由意志をもたない自動機械である」と主張する老人と、それを認められず反論を続ける青年の対話形式で話が進む。ユーモア溢れる作品で知られるトウェインが、ユーモア抜きで語る彼の人生観。
高校生の頃に読んで衝撃を受けた。詭弁であり、机上の空論ではあるが、ひとつの真理でもある。ただしこれは切り口によって変わってくる観念であり、これが例え真理だとしても人がどうこうすることができるものでもないし、己の考える「自由意志」を否定するものでもない。それでも、過去が不変であるならば未来も不変である、全てははじまったときに決まり、それを変えることはできない、という考え方には今でも賛同する。
- 姑獲鳥の夏
- 今、一番好きな作家はと問われたら迷わず「京極夏彦」の名をあげるだろう。その京極夏彦にはじめて出合った作品。古臭い文体を踏襲しながらも、映像が目に浮かぶような映画的な描写、乱歩のような退廃的な雰囲気、ところどころにちりばめられたクスリと笑える戯言、京極堂が語り相手を説き伏せる「詭弁」、寄せ集め集約されそして昇華された様々な知識、現代に蘇る妖怪たち、複雑に絡みある魅力的な人間たち、そして卑怯とも言われるトリック。どれをとっても他の作家の追随を許さないクオリティだと思った。あの分厚さを感じさせない面白さ。
でもその後の作品はもっと分厚くなっていくんだけどね。さくっと読むにはちょっと重い。旅に持っていくのは辛い。
- グイン・サーガ
- 高校の図書館にあり、貪るように読んだ作品。図書館から借りて50巻くらいまでは読んだ。当時ファンタジーブームに火が着きはじめ、「アルスラーン戦記」や「ロードス島戦記」が注目される中で、「大河ファンタジー」として一線を隠した存在だった。ともかく巻数が多い。そして他が主人公を中心とした「勇者モノ」であるのに対し、グインサーガは様々な人物の視点から「歴史」を描いていた。
実は1巻だけは図書館に置いてなくて2巻から読み始めたために、いまだに1巻を読んでないんだけど。
しかし高校を卒業してから読んでないんだよなあ。もう100巻越えてしまったようだけど。でもいつかは読みたいと思ってる。話忘れてるから読み返さないといけないかな…。
このくらいで勘弁してください。
次にまわす人5人まで
今さらですが御免なさい。ご迷惑でしたら無視してくださって結構ですので。よろしくお願いします。
id:frosty_aria 様