コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

DEATH NOTE - 死亡

最近よく書いてるような気がするので、DEATH NOTE感想を独立させてみた。気まぐれでまたジャンプ感想内に戻るかもしれないけどとりあえず。


DEATH NOTE (6) (ジャンプ・コミックス)
うーん、なんか突っ込みどころが増えてきたような気がするなあ。

まずメロ。日本の警察を敵に回すのは避けたいと言いつつ、SPKをさっくりと殺してしまう矛盾。もぐりこませているスパイの口封じをしたいという理由はあるにせよ、殺しすぎ。これは明らかにSPK(FBI)への宣戦布告。日本警察を敵に回すよりFBIを敵に回す方が厳しい状況になるだろうに。またこれほど簡単にFBIを殺すのであれば、デスノートの存在を最も良く知る日本警察の関係者を始末しないというのはやはり不自然だろう。


次にニア。ライトにメロの情報を渡すかどうか逡巡しているときのモノローグ。「Lから日本警察・・・日本警察内からキラ・・・・・・」と言っているが、L=キラという推測はまったくしていないのだろうか。証拠は握っていないとしても、そういうことも想定はできると思うのだが、想定していなければ、そこまでの能力しかないということだろう。

また、「写真はないし 名前もわかるはずがない」と考えているが、いきなり顔割れしてるし。なんだか杜撰。行き当たりばったりで判断しているようにしか見えない。というか、ニアのモノローグ必要ないんじゃないかな。饒舌に語れば語るだけボロが出る。ずるい方法かもしれないが、以前のLのように要所だけモノローグを入れて、複雑な思考は絵や無言で想像させる方が良いような気がする。


そしてライト。「ははは いいざまだ・・・」ってなんだよ。自分の失態を責められて八つ当たりですか? ちっちぇえな。こんな卑小なキャラだったっけ? 頭も切れてないし、ニアとの取引だって相手が折れたから結果的に良かったようなものの、駆け引きというには程遠い。以前のようなサエが見られない。怖い顔してても凄みが感じられない。第二部になってから魅力がなくなってきているような気がする。


そしてシドウとリュークの死神コンビ。シドウはリュークに「デスノートの持ち主が見つかったらその持ち主をリュークのノートで殺す」くらいの約束はさせるべきだろう。「他の死神のためにデスノートを使ってはならない」なんてルールは今のところ出てきていないはずだし、ノートを騙して奪っていったリュークにそのくらいやらせるのは当然なんじゃないかなあ、と。シドー、のんびりしてたら死んじゃうよ?


そしてワイミーズハウスのロジャー。暴露しすぎ。ニアがLの後を継いでキラを追っていることは知っているはずなのに。最初はニアからある程度の情報を流すよう指示されていたのかとも思ったが、ニアが「顔は割れない」と高をくくっていたのに対し、実際には顔まで割れてしまっているし。なんだかなぁ。


とまあ辛口だけど、期待するものが大きいだけに辻褄や流れの粗が気になってしまうというところ。

おまけ
    • 死神シドウ、やっぱりなんか可愛いぞ
    • ニアのすねた顔はジャガーさん
    • 海砂が全然かわいくない
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