コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

ボトムズ野郎に電話

装甲騎兵ボトムズat stories (アクションコミックス)
昨日、例のボトムズ漫画*1を書いた友人に電話をしてみた。ここのところメールを送っても返事が来ないし、ひょっとして嫌われてる? 愛想つかされてる? なんて不安になりつつも、向こうからメールが来たので連絡してみた。したら、「メール届いてないよ?」なんて言いやがる。試しに電話中に送ってみたところ、こっちが送ったメールを変なフォルダに振り分ける設定にしてやがったらしい。これだからネット原人は・・・。


とまあそんな話はどうでもいいや。
ボトムズ漫画についての話をちょこちょこ聞いたのだが本人としては「まだ満足がいっていない」とのこと。せっかくのボトムズの仕事、本人的にも気合十分で臨んだのだが「内容については自信があるけど絵に関してはもう少し頑張れたはず・・・。仕事上の時間配分が今後の課題」ということらしい。そんなに酷くないと思うんだけど。

素人目には、デビュー作の上に、あまり時間がない状況であれだけ描ければ充分だろうと思う。それに漫画というのはどうあっても「時間に追われる」宿命にあるのだから、常に納得のいく絵が描けるわけではない。しかもロボSF系って背景やロボの絵が細かいし、納得いくまで描き込めないのは仕方なかろう。妥協ではなく、より良く簡単に書く技術というのも必要。いまはまだでも、その技術はこれから描いて描いて描きまくっていくうちに身につくだろうから、あんまり気にすることもないと思うのだけれど。

ま、ダチだからね。評価が妥当かどうかはわからない。甘くもなると思うし、反面いままでの絵を見てきてるからシビアになる部分もあると思うし。でもほんと頑張って欲しいし、こうやってちゃんと一歩一歩進んでいるのを見ると、他人事ながら嬉しいっす。ともかくこれで試金石ができたわけで、いままでの「雑誌に短編が何本か載りました」よりも「単行本一冊出してます」の方が、これから仕事を取っていく上でも有利なのは確かだ。次が楽しみ。

関連サイト

*1:id:tetsu23:20050504:botoms, id:tetsu23:20050509:votoms