コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

レビュー言い訳


好きなもののレビューを書いてしまうと、どうしてもベタ誉めしてしまう。天才だなんてつまらない単語を使ったり、「詞よりは詩」だなんてありきたりなフレーズ使ってみたり・・・恥ずかしい・・・。

好きなものってのはもう自分の中で長い時間をかけて結晶化されていて、そのモノがなくとも抽象的に「良い」となってしまうのよね。もちろんどんなモノにも、粗だって突っ込みどころだってある。そもそも私が愛してやまないものはそんなに完璧なものではない。しかしそのほころびも含めて好きになったものだから、普通なら粗として批判すべきところでさえ良い部分と捉えてしまう。

例えば好きなゲームなんかは、好きだ好きだと言っている割には、今やりなおしてみると5分で飽きて放り投げてしまったりする。それでも好きなことには変わりない。そのゲームの体験や印象が自分の中で一人歩きしていて、モノ自体ではなく、自分の中にあるそのモノの印象を見ている感じ。これって冷静な視点ではないのかもしれない。でもそれでも好きなものは好きだと、そう感じるのだから仕方がない。だいたい、好きなものってそういうもんじゃない?

というわけで星5つの殿堂入りなモノについてはそういうラリったバイアスがかかっていることを念頭に置いていただけるとありがたいです。


あと、レビューは「無駄な言葉を殺ぎ落とす」訓練になって良いかも。ちなみに下のウルティマの話の元記事はこちら