コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

カニ食った、美味カッタ

義母のおごりで、カニ料理屋でカニ食った。刺身、茹でガニ、焼きガニ、カニ鍋。カニで満腹。至福の時。

カニ、うまいんだけど、カニばっかり食ってるとさすがに少し飽きてくる。毎年食ってるからってのもあるし。たらふく食べると胃からカニ臭がするし。と、奢ってもらってるのにこんな贅沢言ってちゃいかんな。

松葉ガニが名物の山陰といっても、そうそう食べる機会はない。ちゃんとしたものを食べようと思ったら1匹5000円では足りないくらいだ。それでも都会などに比べれば安くて新鮮な物が手に入る方だろう。

記憶の中で一番美味かったカニは、相方とまだ結婚してないころに、なけなしの金で買ってきて二人で食ったカニ。値段もそれほど高いものではなかったが、自分たちで市場まで行って買ってきた、というのもあってなんだかとても美味かったような気がする。


私が生まれる前くらいまでは、マツバガニは子供のおやつ程度のものだったらしい。「食うものがないからカニでも食っとけ」なんて言われてたようだ。それが数が少なくなり、高級食材となってしまったという話だ。そう考えると、高級な料理屋でたいそうな器に豪華に盛られたカニというのも、なんだかちょっと滑稽に見えてきやしないだろうか。