コトバノウタカタ

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DEATH NOTEがわかりません

DEATH NOTE (4) (ジャンプ・コミックス)
今週のジャンプ、デスノートがものすごく急展開しているのだが、意味がよくわからない。私の読解力がないのだろうか。しかし今までの設定と明らかに矛盾しているところがあるように思う。


以下ネタばれあり。



まず、月が手にしたデスノートがレムのものなのか、リュークのものなのか。もちろん、ノートにずっと憑くいていたのはレム。しかし月は「今 埋めてあるのは ミサが使っていたノート」と言っている。これは火口が使っていたのは月が使っていたノート、つまりリュークのノートということになるのではないか。そうなると、以下の設定に矛盾が生じる。

  • デスノートに触れた者は、そのノートの元の所有者である死神(月の場合はリューク)の姿を見ることが出来る
  • デスノートを持った人間同士でも、相手のデスノートに触れない限り、相手の死神は見えない

つまり、リュークのノートを触った場合、リュークが見えるようになったとしても、レムが見えるようにはならないはずである。そのことは、月が弥海砂と青山で出合ったときにお互いの死神が見えていなかったことからも確かだ。月にはレムと接触した記憶もよみがえっているから、レムの姿が見えてもおかしくはないかもしれないが、他の皆にレムの姿が見えるというのはやはりおかしい。

考えられることとしては、リュークのノートの所有権がレムへと移ったという可能性。そういう描写ってあったっけ? このあたり、単行本を持っていないので確認ができないのがもどかしいが、ノートの所有権がそんなに簡単に移せるものなのだろうか。おまけに「レムも想像が付いてないだろうが」と月が言っている以上、明示的にノートの受け渡しを行ったわけではなさそうだ。それに以下のような設定がある。

  • 所有者の死神が死んだデスノートに関しては、所有権は次にそのノートに触れた死神に移る

これはつまり、死神が死ななければ、別の死神がノートに触れたくらいではノートの所有権が移ることはないということになりはしまいか。


うーん、なんだかモヤモヤ。勘違いがあったらゴメンナサイ。


あと、月の最後のページの顔が凄い。以前はあそこまで凶悪な顔してなかったのに。彼はある種の正義の元に行動していると信じているが、けっきょくのところ「悪」でしかないと読者に印象付けてしまっている。インパクトは強いが、演出にしては少々やりすぎな気もしてちょっと残念。