コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

飛ぶ呪い


本当にだめだ。会議とか講義とか公演とか、長く座っていることに耐えられない。いつからこんな身体になってしまったのか。猛烈に眠くなるか、猛烈にイライラするか、そうでなければ完全に現実逃避するか。話に集中できないどころかまるで聞いていない。聞く気にもならない。自分の仕事のことなのにさっぱり頭に入ってこない。ダメ人間。座っていることが苦痛。酷いときには自傷行為。叫び声を上げて逃げ出したくなるが、さすがにそれはまだ実践したことがない。


また、話への集中力はまるでないくせに、妄想に入りこんだときの集中力はものすごい。会議中だろうがなんだろうが、頭の中でいろんなことがグルグルグルグル回りはじめると、周囲の景色も声も消滅してしまう。寝ているわけでもないのに、直接名前を呼ばれても気が付かなくらい飛んでいることがしばしば。どうやら端から見ていても意識が飛んでいるのがわかるようで「話聞いてなかったでしょ」と突っ込まれたこともある。そのときどきによって頭の中を巡っている事柄は違うのだが、ともかく自分でも驚くほどの集中力で現実から逃避している。この集中力がまともな方へ働いてくれれば・・・。


しかしこれでも以前に比べれば多少マシになった方だ。一番ひどかったときには、友人や仕事の顧客と1対1で会話しているのに、眠くて眠くて仕方なかったこともあった。直接会話している相手が半分寝ているなんて、こんな失礼極まりないことはない。たぶん肥満とか寝不足とかいろいろな原因があったのだとは思うが、それにしても酷かった。

さすがに最近、1対1で話していて激しい睡魔に襲われることはなくなったが、会話途中で意識が他のものにいって話を聞いてないなんてことはままある。特にテレビなんかがついているとダメで、そっちに意識をとられると、つい数秒前まで話していた相手が意識の中から消えてしまったりする。会話の途中で相手の話を聞かなくなってやり取りが止まってしまうわけで、相手にとっては甚だ失礼な話だ。ADDというほど酷くはないが、それに似た傾向はあると思う。

そういうのはやはり端からみると変人に見えるのだろうか。自覚があるだけに辛い。