コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

年の瀬の憂鬱

結局のところ鳥取砂丘のイルミネーションも見に行っていないし、「ハウルの動く城」も見に行っていない。散髪も行っておらず髪の毛はボサボサのままだ。やらねばならぬ、やりたいと思っていた様々なことをなおざりにしたままで年を越えてしまいそうで、なんだかすっきりとしない。それでも年の瀬はもう目前へと迫ってしまった。

年が変わるといっても実際には何が変わるわけではない。それでも暦に縛られて生きている身としてはやはり何かが変わるような気がしてしまう。人は縛りがなければ怠惰に生きてしまうものだ。私は殊更その傾向が強い。年が変わるというのは、所詮人が作った節目でしかないのかもしれないが、それでも平凡でメリハリのない日常においてなんらかのきっかけを与えてくれる数少ない好機なのかもしれない。

とはいえ、恐らく何も変わらぬ新年を迎えることになるだろう。しばし年の瀬と新年のだらけた生活に酔いしれ、そしてまたやる気のない仕事を生気なく続けていく毎日が始まる。しかも今年はたったの5日間しか休みがない。そういえば盆休みも3日しかなかった。これでは気持ちのリフレッシュをするどころの話ではない。年末の忙しさと年始参りであっという間に終わってしまうに違いない。相方と一緒に相方の実家に行っている余裕もなさそうだ。新年早々どんよりした気分になってしまいそうだ。

しかしまあ、そんな暗いことばかり考えていても仕方がない。いやな気分は今年に置いていって、気分一新・・・できればいいけどなぁ。


しかし、なぜ人はこの冬の時期に「年の節目」を持ってきたのだろうか。やはり草木が死に絶え、また再生しはじめる時期ということなのだろうか。