コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

Master of Epic - 露店にて思うこと

Master of Epicには露店というスキルがある。プレーヤーが道端で簡単なお店を開くことができるのだ。敵を倒して手に入れた品や、生産スキルで作ったアイテムを売りに出すことができる。いままでのゲームであれば品や値段を叫んで買い取ってくれる人を探し、直接取引きしていたが、この露店システムを使えば、お店を開いていれば客が勝手に覗いて買っていってくれる。他のゲームにあるのかどうかは知らないが、実に便利かつ面白いシステムだと思う。

で、私も取引スキルを10まで上げて露店を開けるようにした。戦闘系キャラなのでそうそう売るものがあるわけではないのだが、中古の装備やたまに拾う秘伝の書、ステータスアップアイテムなどを売りに出すことができるようになった。今日はその辺りの話。


このゲーム、戦闘していればそこそこお金が溜まる。物価がそんなに高くはないので、普通に戦闘していれば、そのレベルで欲しいものは、レアアイテム*1でなければたいてい買える。私も最初はお金に執着していたが、だんだん面倒くさくなってかなりどんぶり勘定になってきた。

露店で売り出すときの値は自由に決められる。相場を見て適当だと思う値をつければ良い。しかし相場通りにつけてるとなかなか売れない。待っていれば、いつかは売れるのかもしれないが、1時間も2時間も露店開いてぼーっとしているくらいなら、フィールドに出て戦闘している方がマシだ。そうすれば金もそこそこ貯まるし、スキルも上がる。露店はものが売れれば取引スキルが上がることはあるが、それ以外は絶対に上がらない。よほど高値で売れるアイテムを持っているのならともかく、そうでないのなら安目に値段設定をしてさっさと売り払う方が得だと思う。

私の場合、戦闘系なので中古装備を売り出すことが多い。お金が欲しいというよりは、倉庫がいっぱいになるので処分したい、というのが本音だ。だが、NPCに売ってしまうのは金にならないし、もったいない。どうせなら誰か他のプレイヤーに使って欲しいと思う。ので、露店に出す。もっと安くてしょぼいアイテムはタダで配ることもある。露店に出す場合は相場の半値以下で売り出すことが多い。場合によっては1/4以下で出したりもする。そうなるとあっという間に売れる。

それは、いい。そうやって安く売れた品が有効活用されているのなら嬉しい。しかしだ、ひょっとしたらそれらの品が転売されているのでは、という疑念も生じる。さっき売ったのと同じ品が、4倍以上の値段で露店に並んでいたりするのだ。自分が売ったものかどうかはわからないが、そういうことも充分にありうる。それはなんだか納得がいかない。

それが経済の原則だとはわかっている。転売する人は私よりも長い時間をかけて店を出し、その見返りを享受しているのだというのはわかる。しかし「使って欲しい」という思いで安く出しているものを転売されるのはやはり気持ちのいいものではない。


もうひとつ買い物に関して。売るほうも安値で叩き売りなら、買う方もいい加減になってきた。スペックも見ずに名前の雰囲気だけで今装備しているものよりも弱い防具を買ってしまったり、既に会得している技を何度も買ってしまったり。総計10000Goldくらいは無駄に金を使っているのではなかろうか。阿呆である。まあそれでも、また戦って稼げばいいや、と呑気に構えているのだが。

実生活でもそのくらい身入りがあればなぁ・・・。

*1:めったに出ない、あるいは作れないアイテム。強さよりも趣味的な要素が強い。