コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

音楽番組懐古録

id:tetsu23:20041109:#cでid:nanno氏から「真夜中の王国」についてのコメントをいただいた。返答が少々長くなりそうなのでこちらに。

真夜中の王国、4月で終わっていたとは。半年も気付かなかったなんて・・・。id:nanno氏のコメントの通り、最初のころは濃厚さがあったが、次第にそれが薄れて行き、雰囲気も変わっていった。私が番組を見なくなった理由も、生活環境の変化だけではなく、その番組自体の変化にもあったのかもしれない。しかしそうであっても、あのようなマイナー系情報番組がなくなってしまうというのはやはりもったいないし、寂しい。

NHKに限らず、各局の歌番組は、「HEY HEY HEY」や「うたばん」「ポップジャム」のように軽いものになるか、逆に狭い客層を狙った特化した深夜音楽番組になるかのどちらかだ。広くマイナーなものを集めて紹介したり、各アーチストの生の声を聞かせてくれるような番組はほとんどなくなってしまったのではないだろうか。


そういえば10年以上前には、民放でもそういう番組がちらほらとあった。「ビデオジャム」や「夜のヒットスタジオR&N」などの深夜歌番組を貪るように見ていたものだ。先日も書いたが、NHKの「ジャスト・ポップ・アップ」も悪くなかった。PVばかりを延々と流していた「ミュージック・トマト・ジャパン」にもお世話になった。*1

それらの番組は過去だから、今はないものだから私の中で美化されているのかもしれない。しかし、それを継ぐような心躍る番組がいまはほとんどないというのもまた事実だ。あるいはそれは私自身が変わってしまったために、世の中を面白いと思えなくなってしまったのかもしれない、などとも考えてみた。しかしコメントを頂いたことで、私と同じように「真夜中の王国」のような番組の終了を憂いている人がいることがわかった。それだけでもなんだか心強い。

ま、流行は繰り返す、というから、また数年したら以前のような面白みのある番組が出てくるかもしれない。それに期待するかな。

*1:そのうち各番組について書いてみようかな。