コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風


現在、セッコとチョコラータ(オアシスとグリーン・デイ)の面までプレイした。まだプレイ途中なのだが、ここまでで感じたことなどを書いてみる。

まず一番最初に気になったのがジョルノ・ジョバァーナの声。ものすごく子供っぽい声。あのルックスで声変わりしてないような少年声ってのはどうなのだろうか。少なくとも私の脳内ではもう少し大人っぽい声のイメージだった。ジョルノが喋るたびに違和感を感じる。ナランチャはともかく、同じくらいの年代のフーゴやミスタの声はちゃんと渋いのに、なぜジョルノだけあんなことになっているのだろうか。

ゲーム全体の雰囲気やグラフィックは、原作に忠実でいい感じ。立ちポーズやカメラワークなどもちゃんとジョジョしてる。単にキャラモノとして作ったのではなく、きちんとジョジョを判っている人が作ったという印象を受ける。ジョジョ独特の「ゴゴゴゴゴ」とか「ドドドドドド」という効果音が、画面内で文字として表示されるのも良い。非常にジョジョっぽい。

対してアクションシーンだが、比較的シンプルに作ってある。シンプルすぎて少し物足りないと感じるところもある。技の数も少ないし、ちょっと残念。各面で独特な敵キャラとの戦闘になるが、たいていは「かわして殴る」が基本になっている。敵によってはそれを繰り返しているだけで倒せる。また各マップには隠し要素があり、それをクリアすると体力などが増える。面によってはこの隠し要素の発動要件が厳しかったり、戦闘がハードなために秘密探ししてる場合じゃないことも。一度クリアした面は何度でも挑戦できるようなので、繰り返し挑戦して謎を解け、ということなのだろう。

戦闘の難易度はそれほど高くはないようだが、歯がゆいところもある。ハメとまではいかないが、一度ダウンさせられると連続で攻撃を受けたりする。また自分が攻撃するときに、思った方向に攻撃が出ないことも多く、ちょっといらいらさせられる。それぞれの敵の特徴を把握し、攻略法を見出せば比較的簡単に倒せる。面によってはアクションというよりもミニゲームのようになっていてつまらないときもある。しかし、きちんと原作に沿って各ステージが作られているところは好感触。

ローディング中にアイキャッチとして荒木絵が表示されるのだが、雑誌上で見るよりもしっかりとかっこよく見える。この人のポージングとか造形とかカメラワークとか、やっぱ独特で面白い。

そういえば、ジョジョをほとんど知らない相方が傍らで見ていたときのこと。マン・イン・ザ・ミラーの面で「ウイルスの中で作り出した蛇は抗体を持っているはずだ。黄金体験(ゴールド・エクスペリエンス)よ、蛇からワクチンを作り、注入しろ!」というシーンを見ながら一言。「なにそれ、トンデモだー」。そうですね。そうかもしれませんね。でもいいんです、ジョジョだから。許されるんです、スタンドだから。許してしまうんです、信者だから。いつの頃からかどんなシチュエーションでも「ジョジョだから」で許してしまっている私がいることに気付いた。

とりあえず「アリアリアリアリアリーデヴェルチ!」がちゃんと聞けたので満足。ブチャラティはやっぱかっこいいです。