コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

顔を覚えること


きのこ祭で同級生に会ったとことに関連して。

相手はよく私のことがわかったなぁ、と思う。そもそも私という存在を覚えていてくれたということが驚きだ。中学生の頃は(というか、その後もずっと)目立つようなキャラではなく、特に女子とはほとんど交流がなかった。当時一緒にバカをやっていた男友達ならともかく、ほとんど話したこともない女子が私を覚えていたというのは意外だ。確かに去年、同窓会はあって自己紹介なんぞもやったが、それで覚えていたのだろうか。

私は自分のことを「覚えてもらえない男」だと思っている。思い込みや劣等感からだけではなく、実際にそういうことが何度かあった。例えば、成人式のときに高校の同級生たちの飲み会があり、顔を出した。そのときに高校のときにクラスが一緒だった女子に、「たしか3年生のときに一緒のクラスだったよね」と言われた。そうやって確認されている時点で私の存在が「あいまい」であったわけだが、実はその女子は1年生のときもクラスが一緒だった。そのことを告げると「そうだっけ? 覚えてない」との返答が。まあそんなもんだ。3年のときに一緒だったことを覚えてくれていただけでもありがたいというものだ。

大学のときに授業を受けていた教授や、中学のときの先生にも覚えられていなかった。先生などというものは、ものすごい数の教え子を受け持つのだからいちいち生徒のすべてを覚えてるというのは無理なのはわかる。しかし、そのとき一緒にいた友人はしっかり覚えられていたので、ちょっとなんだかなー。

まあそんなことを言っても、こちらも昨日あった同級生のことを覚えていなかったのだから人のことは悪くいえない。覚えてくれてないからといって相手を責めるつもりなど毛頭ない。

ただ、俗っぽい観念ではあるが、人の目に映る自分の姿というのはやはり気になる。それが「覚えられていない」「興味をもたれない」というのはやはりちょっと寂しい。かといって悪い方で覚えられるのはもっと嫌だけど。そういう意味では、昨日声をかけてもらえたことはありがたいことだった。少なくとも「覚えられている+悪い印象ではない」とみなしても間違いではないと思うから。*1

人のことはともかく、私自信も人の顔を覚えることが苦手だ。昨日のCMの話でも書いたように、そこそこ知っている人の顔でも雰囲気が変わると認識できなくなってしまうことがある。仕事で会った人の顔を覚えてなくて、話しかけられて困ったこともある。私自身ももう少し、人の顔をきちんと覚えられるようにならねばなるまい。

*1:なんか書いてたらそんなに覚えられてないこともないなぁと思うようになってきた・・・。