コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

集中力の話

最近、二つのことを同時にできなくなってきた。特に人との会話と他のことを同時にすることが難しくなった。テレビを見ながら会話、とか、ゲームを見ながら会話、ということができない。どちらか一方に気をとられるともう一方がまるで頭に入らない。時には話し掛けられても聞こえてないことまである。

特に見たいテレビ番組ではなくても、見ているとそちらにばかり気を取られてしまい、会話ができなくなってしまうことがある。実家に帰った折に、弟が話し掛けてきていたのだが、テレビを見ていてスルーしてしまった。はっ、と話し掛けられていることに気付いて、慌てて謝ったのだが本当にどうしてそこまで聞こえていなかったのか自分でもわからないほどテレビに集中してしまっていた。いや、話し掛けられていることはわかっているのだから聞こえていないわけではないのだろう。しかしそれに反応ができなかった。

相方との会話でもそういうことがある。ゲームをしているときは特に酷いかもしれない。先日なども、相方が何かしゃべっていたが気がつかなかった。というか、電話しているかと思っていたら、私に話し掛けていた。そんな感じでヘソを曲げられることもしばしば。

それだけ集中力がある、と言えば聞こえがいいが、どうでもいいことにそんなに集中していてもなんの得もない。

逆に会話をしているとテレビがまったく頭に入ってこなくなる。だからいい場面で話し掛けられたりするともうダメ。特に実家では、親などがいい場面なのにどうでもいいことをグダグダと話し掛けてきたりしてむかっぱらが立つこともある。そもそもうちの親はそういうところに気がまわらない。テレビ見ているのに大声で会話したり、話し掛けてきたり。まあせっかく実家に帰っているのにテレビばかり見ている私もどうかと思うのだが、他にすることもないし。

それだけの集中力をもって仕事にかかることがでればきっとものすごく仕事もはかどるのだろうが、仕事となると10分も集中力が持たない。仕事はくだらないテレビ以下、ということだろうか。ハマればけっこう集中してできたりもしていたのだが、最近はてんでダメだ。

しかしそもそもこれって集中力なんだろうか。逆に注意力散漫だから、注目していること以外に意識が向かない、というものかもしれない。

実際に物忘れが激しい。さっきまで考えていたことが思い出せなかったり、家の鍵を閉めたかどうか思い出せず、何度も確認に戻ったり。行動のひとつひとつをきちんと意識していないので、記憶があいまいになってしまうのだろう。少し強迫神経症の気もあるかもしれない。家の鍵などは習慣でたいてい閉めているのだが、まれに本当にかけわすれているようなこともある。ケアレスミスも多い。昨日、思わず日記を削除してしまったのも、寝ぼけていたとはいえその集中力のなさのせいだろう。

そういう病気があったような。何かをやろうとすると、それまでやってたことを忘れてしまうやつ。そこまで酷くはないにしても、物覚えが悪いというのは確かだ。仕事の電話などでも、相手が名乗った氏名や会社名を覚えられない。メモをとろうとしても、メモをとるまでに忘れてしまう。そこで2度、3度と聞き返してしまうこともある。ここまで来るとちょっと社会的に問題があるかもしれない。

そんな感じ。集中力があるのだかないのだかわからない私の日常の話でした。