コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

メールの遅延

普段使っているフリーメールのサーバ障害のため、メールが遅延しているらしい。ま、メールなんてほとんど来ないからそれほど困ることはないんだけどさ。でも弟が二日くらい前に送ったというメールも届いていないし、自分の覚書用に送ったメールも来ない。致命的ではないものの、なんだかちょっともやもやする。

しかしメインのメールにフリーメールを使っているというのも、我ながらいかがなものかと思う。がしかし、一度使い始めてしまうと切り替えるのも面倒なんだよね。プロバイダのメールもあるのだが、プロバ乗り換えたときに使えなくなるし、ローカルなプロバなので住所とか個人情報特定されそうでちょっと不安だったりするし。

しかし、学生時代はよく遠隔地の人とメールのやりとりやってたのだが、最近はたまーにリアルな知人とやり取りをするだけになってしまった。それも月に1回とか2回とか、本当にまれ。

ま、私が頻繁にメールやってたころからもう10年も経ってるからね。あの頃はまだ出会い系、メル友などという言葉さえなく、へたすると「ペンパル」とか言ってた時代だった。メールを使い始めてとにかく誰かとメールがしてみたくて、ネットニュースのペンパル募集で見かけた男の人とメールはじめたのが最初だったっけ。

そのうちホムペとか作ったり、チャットしはじめたりして、そういうの経由で知り合いが増えてメールのやり取りするようになっていって。あの頃はまだホムペなんかも今ほど氾濫しておらず、わりと珍しかったから、趣味の共通するような人が私のホムペを見てメールを送ってくれたりもした。今では情報が氾濫しすぎてて、私の作ったモノにたどりつき、何かを感じてくれる人なんてきっとほとんどありえないだろうな。

京都の某有名大学の相撲部の主将とか、大学中退して板前修業はじめたちょっと危ない雰囲気の人とか、生年月日血液型までまったく同じで大学院という素性まで同じだった女の人とか、東京でフリーペーパー創ってた人とか、福岡の方でOLをしながら自分で輸入雑貨店を開くために頑張ってる人とか、アメリカの大学に通ってて中古バイク売る商売してネットに不正アクセスで退学になりかけた人とか、九州の方でプロバイダの社長やってる人とか、ケベックに住むカナダ人のセラピストの女性とか*1。いろいろいたなぁ。みな遠隔地だったために、変なしがらみや損得勘定なしでやり取りできてたように思う。ネットだと人見知りもあまりしないですんだし*2

しかしネットが普及し始め、同時にチャットなどもあまりやらなくなり、最後の決め手の卒業で、そういうコネクションがどんどん切れていった。鳥取住まいだからリアルで会うような人もいなかったし、そうこうしているうちに「ネットだけの友達」との連絡も途絶えてしまい、今はゼロ。

でもたまに懐かしくなって昔やってたチャットなんかに入ってみる。でも話ができないんだわ、これが。話に入っていけない。昔から知ってる人も何人かいるけど、挨拶して終わりなことが多い。入る前より余計に虚しくなって落ちる。

しかし、ネットだけじゃなくて、リアルな友達ともどんどん疎遠になっているような気もする。さすがにちょっとヤバイかなぁ。

*1:フランス語圏の人だったが、英語でやりとりしてた。

*2:今はネットでさえ人見知りしてしまうが・・・。ネットがより現実に近づいたということだろうか。