コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

週刊少年サンデー 第43号


うえきの法則
なんか終盤になればなるほど面白くなってくるな、この漫画。こういうバトル物って、終盤けっこうマンネリグダグダで進むんだけど、この漫画は後半になればなるほど妙にテンション上がってきていい感じ。ボケ倒しがうまくなってきたというかなんというか。森のメガネスキー能力で大爆笑し、鈴子ぶちきれでまた笑って、今回は巨大コバセン。確かに植木の中でコバセンは最強の人物なのかもしれんが、出てきたコバセンはやる気なしなしだし。アノンとの会話もボケ倒してるし。また笑わせてもらいましたよ。

でもこの漫画、もしジャンプでやってたら途中打ち切りだっただろうなぁ。中盤けっこうダルダルな感じだったから。サンデーでよかった。


結界師
面白いねえ。一見地味だけど面白いよこの漫画。今回は時音の成長。結界を「槍」のようにして使うとか。結界だなんて囲んで消すだけのものでどうやって話を広げていくのだろう、と思っていたが、足場になったり、岩を持ち上げて飛ばしてみたり、挙句には槍状にして串刺し。最初からここまで考えて作ってたんだろうか。良い意味で予想しないような展開をしてくれて面白い。

それと、主人公の良守。ときどきすんごく悪人面になるのがまたいい。いや、悪人ではないんだけど、なんかこうゾクっとさせるような冷たい表情になる。あー違うな。冷たさじゃなくて、冷静な強さ、みたいな。バカだけど頭は悪くないし。良守の成長、ストーリーの展開と、この先も楽しみな漫画だ。


D-LIVE!!
これもはじまった当初は全然期待してなかった漫画。乗り物なんて興味ないし、乗り物漫画なんてレースものみたいなのになるんだろうな、と漠然と思っていた。しかし、最初の予想に反してどんどん面白くなっていく。すっとぼけているのに乗り物に乗ると人が変わる主人公、斑鳩悟はありがちといえばありがちだが、ちゃんと毎回ドキドキワクワクヒヤヒヤスッキリさせてくれる。濃いキャラクターたちがそれをしっかりと盛り上げてる。

それにこの漫画、亜取アキラが出てきてからいい具合にテンションが上がったように思う。超美人で植物学の天才で凶暴で乱暴で強い。怒ったときに顔が影になって目だけが光ってるって、ほとんど魔物ですよ。作者もこのキャラ気に入ってるぽいね。


道士郎でござる
メグ団と化してきた一行だが果たして。この人の漫画、嫌いじゃないんだけど、読んでるとなぜか渇いたイメージを受けるんだよね。メグ団のときもそうだったけど。「今日から俺は」のときは渇いた感じはなかったんだけどなぁ。なんでだろ。


モンキーターン
恋愛関係のもつれで雲行きが怪しくなってきた。波多野と洞口の善悪の立場がまるっきり逆転してきてしまって、いまは読者も洞口の方に感情移入して読んでるんじゃないかなぁ。波多野、この立場をどうやって建て直すつもりなんだろ。案外、澄と洞口がくっついてしまったりして。なんかその方がいいような気もしてきたぞ。

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