コトバノウタカタ

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カウンターストライク コンディションゼロ

カウンターストライク コンディションゼロ 英語版・日本語マニュアル付き
世界で一番遊ばれているネット対応FPS、「カウンターストライク」(以後CS)のシングルプレイ版、「コンディションゼロ」(以後CSCZ)を購入。通常のCSはネットにつないで人間相手にしかプレイできないのだが、CSCZはそのシステムを使って一人でもプレイできるゲームにしたもの。ゲームモードは2つあり、ひとつはCSと同じ要領でミッションクリアしていくモード。もうひとつは「Half Life」のように、一人で敵地に潜入して敵を倒しながら進んでいく「Deleted Scene」と名づけられたシナリオモードだ。

さっそくミッションクリアモードをちょこっとプレイしてみた。CSではテロリストとSWATどちらかのチームを選ぶのだが、CSCZはSWATのみ。自分はSWATのコマンダーとなって、メンバーの編成や指示を行う。メンバーはそれぞれ持っている武器や特性が違う。連携がうまいが、勇気がないヤツとか、逆に能力は高いが連携がダメダメなヤツなんかもいて、好みと状況に応じて選択する。

さっそくちょこっとプレイしてみた。難易度ノーマルではじめてみたけど、やっぱり人間に比べると弱い。敵はこっちを視認した後1秒くらいたってから撃ちはじめるので、CSで人間を相手にしているよりもかなり余裕がある。遠距離のアイム*1もそんなにうまくない。こっちの足音や動作音なんかにも反応はするが、むしろ足音を聞いて突っ込んでくる感じなので動きの予測がしやすい。とはいっても油断していたらあっさりやられる。「気持ちよく遊びたい」私にとってはちょうどいい感じのバランスだ。

戦闘中の仲間への指示は、CSでもあったボイスコマンドで行う。「Follow Me」と言えば近くにいる仲間がついてくるし、「Cover Me」や「Enemy Spotted」などの指示を出すと、それに応じてそれなりに動いてくれる。離れていて支援できない場合や、従いたくない場合にはちゃんと「Negative」と言ってくるし、指示を出すだけでもなんかちょっと楽しい。逆に仲間が敵を見つけたり、倒したりした場合にもメッセージをくれる。敵がしかけた爆弾がどこに爆弾があるか、とか、敵を倒して爆弾が地面に落ちた、なんてのを声で知らせてくれるのでけっこう便利。

各ミッションにはそれぞれ複数のクリア条件があり、その条件をすべて満たすとクリア、次のミッションに進む。条件を満たせないときはまたそのミッションをやり直す。クリア条件はずっと持ち越される。たいていは1度の挑戦ではクリアできない条件が設定されているので、何度か挑戦してクリアしていくということになる。条件はこんな感じ。

  • ○回戦って△回以上勝つ。
  • 敵を○人倒す。
  • ○秒以内にクリアする。
  • ○という武器を使って敵を△人倒す。
  • 人質を○人救出する。

武器の限定条件が与えられたりするので、プレイがワンパターンにならずけっこう良い。普段使わないスナイパーライフルやショットガンを使って敵を倒せ、と言われたり、ピストルで敵を倒せ、なんて指示があると少し戸惑うが、実際にやってみるとそれはそれで新鮮で面白かった。

まだ序盤しかプレイしてないが、敵の動きも味方の動きもそんなには違和感ないし、シングルプレイのゲームとしては十分良い出来だと感じた。CSは好きだけどそんなにうまくなくて、人と対戦してるとストレスたまってしまう、という人には特にお奨め。CSやったことない人にもしっかりと楽しめると思う。

ただし、このゲームは「動きを体にたたきこむ」「マップを覚える」というのが基本中の基本となっているので、そういう意味ではやはり取っ掛かりがいいとは言えないだろう。逆にこのゲームでCSの操作やマップを覚えてネットプレイの練習にする、とするのもよいかもしれない。


その後、もうひとつの「Deleted Scene」というシナリオモードもやってみた。まさに「Half Life」な感じで、武器や弾を拾いながら敵を倒して任務を遂行していく。セーブなどの概念もあり、ミッションモードとはまるで違うゲームになっている。同じシステムでも、ゲームの作り方の違いでここまで別物になってしまうというのも面白い。こっちは食らうダメージが格段に低く、敵のAIもしょぼい。それに途中セーブもあるので、行き詰ることさえなければサクサク進めそう。

CSのシングル版ということで、CSをちょっといじっただけかと思っていたが、実際にはけっこうしっかりと作りこまれているようだ。一粒で二度おいしいって感じで、当たりかも。

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*1:照準を合わせて撃ってくること。