まったりとしているうちに終わってしまった。全体的に地味、そしてはっきり言ってしまえば3よりも質が落ちてるように思った。
実際には3と平行して作っていたので、3の後継というよりは、2の後継と言った方がいいらしいが、3での良い点や反省点がまったく生かされていないのは悲しい。
いや、それを置いても、いろんなところに不満が残る。サイレントヒルの新しい道を模索するのは必要なことだとは思うが、かといって良い点をばっさりと切り捨ててしまったり、ある種の形式美をなくしてしまうというのはいかがなものかと。 とりあえず内容に触れない程度に個人的に気になった点を列挙。
- ラジオがない
- ライトがない
- 全体的に明るい
- 移動操作が2Dモードしかない(バイオタイプの移動が選択できない)
- 死なない敵が出てくる(怖いというよりうざい)
- アクションが微妙(あたり判定がわかりにくい)
- キャラが薄い
- マップが単調
- 異界が中途半端
- 背景のイカれた造形が少ない
- グラフィックが3よりしょぼい(影の表現とか)
- モデリングが3よりしょぼい(手がグローブ状だったり)
- 読み込みが多い
- 扉じゃなくても、画面が切り替わると敵が追ってこない
- 持てるアイテム数に制限があり、その数が異常に少ない
- 看護婦がいない
- 敵の造形がいまいち(好みなのもいるけど、全体的にちょっとしょぼい)
- 印象的なシーンや台詞がない
- 怖さに慣れてくる(前は後半になるほど怖さが盛り上がった)
- パートナーがうざい
- 中ボスが少ない
- ラストの盛り上がりがない
- ラスボスがしょぼい
- おまけが少ない
なんか愚痴になってしまったけど、それだけサイレントヒルシリーズを愛してるってことなんだ。落第点ではないけど、優秀とは言えない、ってところ。3の光のフレアや影、造形に感動しまくってたので、それが今回はまったくなかったのがすごく残念。
ストーリーとしては嫌いではないけど、ゲームとしてはもっと面白くできたんじゃないかなぁと思う。たとえば一番最初のバスルームの穴も、横穴じゃなくて、床に空いた飛び込む穴で、いつ戻れるかわからない、って感じにしたら焦燥感が増してよかったんじゃないかなぁ、とか。
あと、恐怖にかんしても、びびりながらやってたわりにはなんというか「恐怖の余韻」がない。3まではあった、終わった後の「あー怖かった」ってのが薄いんだよね。
とりあえず2周目以降プレイしてみてます。また感想書くかも。
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