A-PART
オープニング。606の中にストナーとマシュー。ストナーの台詞からはじまる。
スト:なぁ、聞いてるか?
マシ:なにがだよ?
スト:だからなぁ、音楽とか映画とかって、
その中身がって言うよりも、
そのときの記憶って言うかさ、
そのときの人と人との関係を思い出すことが多いだろ
マシ:あのさ、だまっててくんねえ?
集中できねえから
スト:なんだよ、
これからいいこと言おうと思ってたのに
マシ:お前も仕事に集中しろよぉ
なぁリーダー、まだ上がれねえのかよ
ホラ:うっせぇなあ、もうすぐだ!
目の前に大きな波が来てる
エンゲージまであと25秒
マシ:おー、やってるやってる
おい、ストナー、そろそろだぞ
スト:そう・・・つまり記憶というものは、
決してそれ単体で存在せず
それを取り巻く環境に支配されているというわけだ
誰の言葉か知ってるか、マシュー?
マシ:知らねえよぉ
スト:まったく学がねえなぁ
俺の言葉だよ
ホランドの「うっせぇ」がここで台詞として出てきている。30話、タルホの変身を見て口にした「うっせぇ」はホランドもまた昔に戻ったことの暗示か。
ストナーがカメラに込めているのは富士フィルムぽい36ミリフィルム。異世界なのにディテールが妙に現代ぽい。
ホランドの909、軍KLFを1機撃墜。
マシ:さすがぁ
スト:カットバックドロップターン・・・か
マシ:こちらマシュー、606
敵機の撤退を確認
タル:こちらゲッコー号、了解
ニルヴァーシュは予定通り、
ポイント「イ-62」を通過
作戦続行中
マシ:606、了解
タル:909、ホランド、返事は?
ホラ:行きたくねぇ・・・
タル:はぁ!?
なに言ってんのよ!
あんたが突然ベルフォレストに行くって言うから、
みんな着いて来てんじゃない
ホラ:へぇへぇ行きますよ、行きますとも・・・
まったく・・・なんて月曜日だ・・・
ダイアンの顔が消された写真を見るホランド。なぜダイアンの顔を消したのか。振られたから?
ホランドの909、軍KLFを1機撃墜。
マシ:さすがぁ
スト:カットバックドロップターン・・・か
マシ:こちらマシュー、606
敵機の撤退を確認
タル:こちらゲッコー号、了解
ニルヴァーシュは予定通り、
ポイント「イ-62」を通過
作戦続行中
マシ:606、了解
タル:909、ホランド、返事は?
ホラ:行きたくねぇ・・・
タル:はぁ!?
なに言ってんのよ!
あんたが突然ベルフォレストに行くって言うから、
みんな着いて来てんじゃない
ホラ:へぇへぇ行きますよ、行きますとも・・・
まったく・・・なんて月曜日だ・・・
ダイアンの顔が消された写真を見るホランド。なぜダイアンの顔を消したのか。振られたから?
レントンの部屋。ラジオの放送が流れる。
放送:ベルフォレスト西、南の風、風力3
トランサパランス・ライト・パーティクル36、後56
ベルフォレスト北、東南の風、風力1
トランサパランス・ライト・パーティクル11・・・
トラパーが36〜56で多い感じ?
レントンがボード屋で。
ボー:だからお前には無理だって・・・
レン:んなこと言うなよ
前途有望な若人にさぁ
ボー:何度も言ってんだろ
レントン、おめえ波を信じてねえだろ
波を信じてないからうまく乗れねえんだ
そんなんじゃいつまでたっても、
カットバックドロップターンなんて、むりむり
レン:だけど、ホランドは14のときには、
カットバックドロップターン決めたって言うじゃん?
俺にだってさぁ
ボー:ああ・・・ホランドなぁ
むだむだ、だってあいつは天才だぜ?
俺たちとは違うんだよ
それに、あいつはノースショア生まれだ
育った環境が違うよ
レン:でも、よくホランドは言ってんじゃんか
産まれたところは関係ない
本当に必要なスポットは、いつもそいつの目の前にあるって
俺は、このスポットで大きくなる
大きくなって、いつかホランドみたいにLFOで、
カットバックドロップターン決めるんだ
ボー:はいよ
お代はサービスだ
レン:いいのかよ、フー(?)のおっちゃん
ボー:ああ、餞別だ
レン:餞別?
ボー:ああ、俺引っ越すからさ
レン:ど、ど、どこに!?
ボー:もっと波の来る塔の街にだよ
なんせここじゃ、商売あがったりだからなぁ
客もおめえ一人だし
そのおめえも、見るだけで、買わねぇしな
レン:最悪だ・・・
ホランドはノースショア生まれということ。なにげに「塔」というキーワードが出てきているが、放送見てるだけじゃ気づかないよな。
学校での授業。
先生:この際に引き起こされた、
空に満ちたトランサパランス・ライト・パーティクル、
すなわちトラパーの大量発生によるコンパクドライブの暴走、
およびその物理的被害による世界の混乱、
それが世に言う、サマー・オブ・ラブであります
そうした大災害を命に代えて阻止したのが、
わが国が生み出した伝説の人物、
アドロック・サーストンであり、
えー、そしてその英雄であるアドロックの息子であるのが、
そう、わがクラスの一員のレントン君なのです
(クラスのざわめき)
レン:最悪だ・・・
(校庭にスカブが出現)
先生:じ、自習です!
先生達はスカブの処理に向かいます
皆さんは外に出ないように
生1:本当のところさあ、見たヤツいんのかよ、
お前の親父が世界を救ったとこをさぁ
生2:お前の姉ちゃん、それを証明するって言って、
家でしたんだろ?
コンパクドライブにお告げが来たってさぁ
(笑い)
サマー・オブ・ラブ、アドロック・サーストンの話。どこまでが真実かは不明。アクセルは英雄など軍のでっち上げだと言っていたが。
レントンの回想。ダイアンとの別れ
ダイ:覚えておいて、レントン
信じていればきっとまた会える
レン:本当に?
ダイ:本当に
本当に信じることができたら、
信じる力は現実になるから
そしたらレントンはきっと空も飛べるし、
大事な人も助けられるし、
それに私にもいつでも会える
だから・・・私を信じて・・・
私を信じて・・・いい子でいるのよ
光るレントンのコンパクドライブに「EUREKA」の文字が浮かび上がる。
レントン、自室にて。コンパクドライブが光り「EUREKA」の文字が。
レン:なんだよ・・・また「EUREKA」かぁ
今月はもう3回目
んふふふふ・・・えっへへーん
これ何なんだろう
俺のところにだけ来るんだよなあ
軍の暗証番号だったりすんのかなぁ
あ、もしかして、ゲッコーステイトの暗号だったりして
だったらいいなぁ
この通信を受け取った者は、
ゲッコーステイトのメンバーになれる、
なーんて・・・
光るコンパクドライブの謎。光るのはレントンのコンパクドライブだけとのこと。
アクセルの工場に墜落するニルヴァーシュ。それを見たレントンとアクセル。
レン:ちょっと待って・・・なんだこれ?
なんなんだ、このLFO。
俺、こんなの見たことない
アク:ニルヴァーシュType-0だ・・・
レン:知ってんの?
アク:ああ・・・これが史上最古のLFOだ
まさか、本物を見る破目になるとはな・・・
レン:これがニルヴァーシュ・・・
(ニルヴァーシュから出てくるエウレカ)
エウ:ねえ
この子、調子悪いみたいなの
だから、ちょっと見てくれない?
レン:かわいい・・・
アクセルもニルヴァーシュを見るのははじめてとのこと。史上最古。それがどれくらい昔のことなのか。
B-PART
アクセルの工場事務所にて、アクセルがアミダドライブの箱を見つめながら。
アク:まったく・・・、お前がこんなもんを見つけさえしなけりゃあ
作ったのではなく、見つけた?
レントン、ニルヴァーシュを見上げながら。
レン:これが・・・これがニルヴァーシュかあ
世界ではじめて発見された、幻の機体
全てのLFOの基本となった、伝説のマシーン
ゆえにType-0
オリジナルの中のオリジナル
と、言うことは・・・俺、あったまいい!
オリジナルのLFOなら、
きっとオリジナルのコンパクドライブがついてるはずだよなぁ
そしたら、LFO用のオリジナルデータが書き込まれててぇ・・・
あれ・・・? あれ? あれ? あれ?
コンパクドライブがない・・・
おかしいなぁ、
2Dユニット式のアタッチメントソケットは・・・
しかも最新型がついてんのに、
コンパクドライブがないなんて信じらんない
じっちゃーん、このLFOなんか・・・
エウ:ねえ、お願いがあるの
工場の裏にある、スカブスレッド(?)定着用の火炎放射器、
貸してくれないかな?
レン:ど、どうしたの?
エウ:ああ、これ?
だって、あなたの部屋、壊しちゃったでしょ?
あたしのせいで、みんなに酷いことしちゃったんだもん
せめてものことくらいはしておかないと
レン:すっげーっす!
超いい子っす!
エウ:なに?
レン:あ、いや、その・・・
このLFO、コンパクドライブがついてないんだけど
ソ、ソケットしかないんですけど・・・
エウ:ああ、あれ、最初からついてなかったし
意味ないからいらないよ
レン:えーっと、えーっと・・・
あのね、LOFを動かすには、人とマシンを繋ぐ媒介である、
コンパクドライブってのが必要なんだよ
それなしには、人は機械を動かせないんだ
わかってるよね?
エウ:え?
レン:耐えられない・・・
よーしわかった、それじゃあ俺のをつけてみよう
実験だ
エウ:大丈夫かな
レン:大丈夫ですよ
こう見えても俺、プロのメカニックですから
俺ぐらいのメカニックになると、
機械にも心があるって、わかるんですよぉ
エウ:なに言ってるの
そんなの、当たり前じゃない
レン:・・・
エウ:じゃ、火炎放射器、借りてくね
レン:・・・
姉さん、凄いです
俺の言うことを変に思わない、理想の女の子です
なんかちょっと変わってるけど、
でも、ぶっ壊した俺の部屋を気に病んで、
火炎放射器で火を・・・火を・・・
火!?
ニルヴァーシュがコンパクドライブなしで動くということ。他の機械は全てコンパクドライブが必要ということの説明。
レントンとエウレカ、ニルヴァーシュの調子を見ている。
レン:あれぇ・・・おかしいなあ
エウ:やっぱり外してよ
レン:あ・・・いや・・・でも・・・
エウ:いままでなくても動いてたんだし、
それに、知らないものは信じられないから
レン:信じられないって・・・そんな・・・
エウ:それに・・・
レン:?
エウ:信じたからといって、どうにかなるわけじゃないじゃない
信じすぎちゃったことで、不幸になることもある
信じることが、辛いことだってあるんだよ
レン:そんな・・・
エウレカの意味深な台詞。裏切られた過去があるのか、あるいはダイアンに裏切られたホランドのこと?
空軍の戦艦の中、ドミニクと艦長。
ドミ:なぜ発射したのです!?
艦長:なぜもなにも、
我々はType-0を保護しろとは命ぜられてはいない
ドミ:しかし、情報部としてこの行為は容認できません!
艦長:我々にこれ以上恥をかかせようというのか
ドミ:ですが・・・!
艦長:口を慎め! ドミニク情報士官
ドミ:・・・
艦長:公海上では(?)、我々空軍の指揮権が優先される
士官学校で教わらなかったのかね
ドミ:・・・俗物が・・・
Type-0の保護が優先ではない? 軍はとにかく破壊すれば良いと考えているのか、それとも艦長がただ自分に都合の良いように命令を解釈しているだけなのか。
倒れたアクセルと、それを助け起こすレントン。
アク:・・・レントン・・・
レン:じっちゃん・・・
アク:ニルヴァーシュはどうした?
レントン、あの娘っ子にこれを届けてやれ
このコンパクドライブの拡張パーツ、アミダドライブを
レン:アミダドライブ?
アク:そうだ
これを載せればサトリは開かれ、
あのLFOは真に目覚める
そう、お前の親父は言っとった
レン:父さんが!?
アク:行け! レントン!!
こいつを使って、みんな消えてもらっちまえ!!
アミダドライブがサトリを開く。サトリとは何ぞや。セブンスウェルの発動? アクセルは茨の道と知り、なぜレントンにアミダドライブを渡したのか。アクセルもまた、なぜ? この辺り、謎の確信に繋がるぽい。